小麦の粒を挽いて粉にする理由

小麦の粒を挽いて粉にする理由

米は米粒を調理して食べる「粒食」であるのに対して、小麦は麦の粒を挽いて粉にしてから食べる「粉食」である。
これはイネと小麦の特徴が関係している。


小麦の粒

イネの籾(もみ)は、籾の殻と米(玄米)が剝がれやすくなっている。また、米は硬くて簡単に割れない。
そのため杵(きね)でつくことで、米と殻とを簡単に分けることができる

一方で、麦の籾は、籾の殻と内部とが密着しているので、簡単には分けれない。さらに、籾は割れやすいので、強くつくと割れてしまう。
そのため麦は、粉にしてから殻を取り除いて食べる

米粉とは

参考文献 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか

モヤシにして食べる理由

モヤシにして食べる理由

豆類は、発芽のために豊富なたんぱく質を体内に蓄えている。
しかし、どうして手間をかけて、発芽を促してモヤシにして食べるかというと、じつはモヤシには豆類にない栄養分がたくさん含まれている
豆類は芽生えていく過程で、蓄えていたタンパク質やデンプン、脂質などの栄養分を分解して、植物として生きていくための様々な成分を作り出す。
そのため、モヤシにはビタミン類やアミノ酸など、豆には含まれなかった栄養素が作り出される

東日本と西日本で「もやし」の好まれる品種が違う

参考文献 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか

東西の赤飯の違い

東西の赤飯の違い

関西の赤飯は赤小豆を使う


写真 赤小豆

 

関東の赤飯はささげを使う


写真 ささげ

 

どちらもマメ科ササゲ属の豆だが、原産地が異なる。
小豆は中国でつくられ、ささげは南米やアフリカである。
味から言えば小豆の方が美味しいとされているが、調理すると胴割れしてしまう
これが、切腹を連想させるため、胴割れなど煮崩れしにくいささげが用いられるようになった。

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参考文献 「食」の雑学達人になる本