小さい種子と大きい種子のどちらが繁殖に有利か。
小さい種子の場合、大きい動物も小さい動物も果実を食べ、種子は散布される。
大きい種子の場合、大きな動物しか食べることができない。
したがって、植物の繁殖の目的からすると、一見不利な気もする。
しかし、一般に大きな種子を持つ木は大きいこと、そして大きな動物は行動範囲が広いことを考えると、事情が変わってくる。
つまり、大きな動物に種子を遠方に運んでもらう。
結果的に、その種子は親木から離れたところで育成する。
親木のそばは日がささず、子は育ちにくい。
参考文献 味覚を科学する