アルコールとのどごし

のどの奥の神経は、水およびアルコールに対して敏感に反応する。
水に反応する喉の粘膜は、実はアルコールにはもっと敏感に反応する。
5%程度のアルコールの場合、水よりも明らかに大きな反応が生じ、アルコール濃度が高いほど反応が大きくなる。

ビールや日本酒を飲んでいると、のどごしの反応(コクや後味に相当する)が持続するが、塩気の物を食べると反応が収まる。
つまり、食塩がのどの粘膜に触れると、今まで生じた反応がリセットされる。これは、塩分濃度が高いほど抑制効果が高い。

【まとめ】
アルコールを飲んでいるときに、塩気の物を食べると喉の感覚がリセットし、再びアルコールがおいしく味わえる


ここからは主観です。
ビールを飲むと塩気の物が食べたくなる現象がある。
しかし、日本酒を飲んでいても、同様に塩気のものが食べたくなるが、これは無意識にのどをリセットしたいと思っているのかもしれない。

エタノールの味
キレ、のどごしとは
ビールのドリンカビリティ

参考文献 美味の構造―なぜ「おいしい」のか