ビールを飲むと、「ポテトチップス」や「するめ」などの塩気のあるおつまみが食べたくなると思います。
これには、ビールの中に含まれているカリウムの影響です。
カリウム・・・ナトリウムとともに細胞の浸透圧のバランスを保つ。腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果がある。
ビールの化学組織を見ると、1ℓ当たりにカリウムが300~400mgが含まれています。これにより、血液中のナトリウムが薄められ、さらに細胞内にカリウムを押し込めると同時に、尿中へも排出します。
すなわち、体がナトリウム欠乏症(塩不足)になります。これにより、ナトリウム(塩分)が含まれている食品を食べたくなるという事です。
参考文献 味覚と嗜好のサイエンス 食材大全