ストックをとるときに肉を細かく切断しない理由

ストックをとるときに肉を細かく切断しない理由

ザ・フード・ラボからの要約になります。

鶏肉からストックを取る場合、「丸のまま」「粗く切断したもの」「細かく切断したもの」「小さく砕いたもの(フードプロセッサー)」を比較した。
風味を抽出する場合、細かくするほど早く抽出できる結果となった。

しかし、一方でコクに関しては大差が見られなかった。
風味の抽出は、肉から風味を水に溶かせばいいだけだが、肉に含まれるコラーゲンをゼラチンにする場合細かく砕いても関係がないためである。

スープストックは長時間加熱する方がよい?

【まとめ】
ストックをとるときに肉を細かく切断しない理由は、肉を細かく砕くと風味は早く抽出できるが、コクの抽出時間は変わらないため
さらに、早く抽出した香りを長時間加熱すると、香りが揮発してしまう危険性がある。

書籍には、肉を細かく切断し短時間で風味を抽出し、市販のゼラチンを別に加えることで短時間でストックを作る方法が紹介されている。


ここからは主観です。
上記の話は、肉単体の話であり、実際は野菜なども添加するためさらに複雑な反応が起こる
そのため、加熱時間を短くし、ゼラチンを足すだけで通常と同じ味になるかは検証しなければならないと思われる。

参考文献 ザ・フード・ラボ

赤ワインと合わない寿司ネタ(鉄分)①

赤ワインと合わない寿司ネタ(鉄分)①

海鮮と合うワインの見つけ方
赤ワイン(鉄分が多いワイン)と鉄分が多い食材は、合わせると生臭くなる。

そこで、ワインと合わせても生臭くなりにくい白身魚のタイを基準に、寿司ネタの鉄分含有量(生臭み度)を1とした場合以下の表になる。

生臭み度
タイ 1
カツオ 9.5
コハダ 9.0
真イワシ 9.0
本マグロ(トロ) 8.0
サンマ 7.0
ブリ 6.5
本マグロ(赤身) 5.5
サバ 5.5

 

貝類 生臭み度
赤貝 25.0
ホッキ貝 22.0
ミル貝 16.5
トリ貝 14.5
ハマグリ 10.5
アワビ 7.5
ツブ貝 6.5
アオヤギ 5.5

 

その他 生臭み度
いくら 10.0
アン肝 6.0
乾燥のり 53.5

上記の表から特に貝類が赤ワインとの相性が悪いことが分かる。

 

寿司ネタ以外の食材 生臭み度
ひじき 275.0
カタクチイワシ(煮干し) 90.0
カツオ節 27.5
シジミ 26.5
ウナギ肝 23.0
昆布 19.5
アサリ 19.0
ムール貝 17.5
干し桜エビ 16.0
わかめ 13.0
イイダコ 11.0
ホタテ貝ひも 11.0
牡蠣 9.5
トコブシ 9.0
シシャモ 8.0
イカの塩辛 5.5
豚レバー 65.0
鶏レバー 45.0
牛レバー 20.0

レバーは赤ワインと相性が悪いことが分かる。

参考文献 すし・和食のペアリング法則

スープストックを加熱し続けるとコクが無くなる

スープストックを加熱し続けるとコクが無くなる

スープストックは長時間加熱する方がよい?

スープストックを12時間以上加熱(抽出)すると、コクが無くなるとされている。
この理由は、長時間の加熱でスープストック中のゼラチン濃度は増加するが、それらのゼラチンが長時間の加熱により加水分解(分解)され、粘度が低下し、スープストックの深み(コク)を減らしてしまうため。

ストックの抽出時間が違う理由

参考文献 新しい「料理と科学」の世界