ナツメグは幻覚剤になる

ナツメグは幻覚剤になる

ナツメグの幻覚効果には、いろいろな化学物質が関与しているといわれている
●ミリスチシン(生のナツメグの約1.3%含まれる)
→ミリスチシンは肝臓で分解され、幻覚剤で知られるアンフェタミンの一種MDMA(3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン)に変換される

●エレミシン
●サフロール

体重1kgあたり1~2mgのナツメグを摂取すると、中枢神経に影響が及ぶ(ミリスチシンは消化官や肺などの組織において筋肉の不随意運動を担っている神経インパルスを抑制する)

【まとめ】
スプーン1杯のナツメグを食べると、吐き気、嘔吐、顔面紅潮、高心拍数、強い高揚感、幻覚、口の渇きなどが起こる。
副作用は摂取後24~36時間継続し、場合によっては最大で1週間続くこともある。

酸っぱいワインを甘くする

参考文献 カリカリベーコンはどうして美味しい臭いなの?

甘い香りの正体

甘い香りの正体

ショ糖(342ダルトンの糖分子)の分子は、鼻からの吸気を伴う嗅感覚(アロマ)で感知するには重すぎる
つまり、「甘い香り」とは、糖度の高いデザートによく使われるバニラやシナモンのような香りから味を連想して言われているに過ぎない。

「甘い」という表現は、フルーティーな香りやカラメルのような風味にもよく使われるが、こうした連想は「文化的」「個人経験的」主観である。
●フランスでは、デザートにバニラの風味をつける事が多いため、同様のスパイスを取り入れた料理は実際よりも甘く感じる
●ベトナムでは、甘いのみのもの生のレモン果汁を入れるのが一般的であるため、レモンから甘さを連想する

スパイスの香気成分表
味覚や味から連想される色

参考文献 フードペアリング大全

香水における揮発性の段階

香水における揮発性の段階

高級な香水は、空気中に気化するタイミングが異なるアロマ分子により、3段階の体験ができる

【第一印象を与えるヘッドノート】
5~30分程度しか持続しない
●シトラス系
→ベルガモット、レモン、グレープフルーツ
●アロマティック、ハーブ系
→ローズマリー、ラベンダー、ユーカリ

【個性を加えるハートノート】
ヘッドノートが弱まったころから感じる香りで、3時間くらいまで持続することもある
●フローラル系
→ゼラニウム、バラ、ジャスミン
●グリーン/ウッド系
→マツ、シダ、葉
●フルーツ系
→パイナップル、バナナ、洋ナシ
●オリエンタル&アロマティック・スパイス系
→ナツメグ、ジンジャー、クローブ

【深く複雑なベースノート】
吹きかけてから1時間ほどしないと現れないが、何日も持続することがある
●ウッド系
→スギ、オーク、コケ
●オリエンタル・バルサム系
→トンカ豆、バニラ、ミルラ

上記の話は、揮発性有機化合物の揮発のしやすさ(香りの感じやすさ)を表している
分子が小さいほど揮発しやすく(ヘッドノート)、大きいほど揮発しにくい(ベースノート)

香り成分の性質
香りが利用される部位


ここからは主観です
今回は香水の話ですが、食品で考えた場合【レモン】や【木の芽】などのシトラス系は真っ先に香りを感じる。
一方で、【バニラ】などの香りは後から感じる

参考文献 フードペアリング大全