味覚が引き起こす無意識の代謝運動

味覚が引き起こす無意識の代謝運動

生命を維持するには血液からブドウ糖をある程度取り除く必要がある。
そのためには、運動するのでなければ、インシュリンを分泌しなければならない。

味覚は炭水化物(糖やデンプン)の味を感じるとすぐに、身体の対応準備を始める。
ブドウ糖を口に入れて(飲み込まずに)吐き出したとしても、摂取(せっしゅ)を予測した膵臓からインシュリンが分泌される。
インシュリンの分泌量は少量だが、食中、食後の血糖値を大きく下げる。
この反応は砂糖を摂ったときだけでなく、パンやジャガイモやパスタに含まれるデンプンでも起こる。
唾液にはアミラーゼという酵素があり、デンプンをブドウ糖に分解するためである。

※人間にデンプンの受容体があるかはまだ分かっていない。

【まとめ】
人間は口に食物を入れた時点で、無意識の代謝運動が始まる。

参考文献 40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた

天然酵母パンとは

天然酵母パンとは

天然酵母パンと普通のパンとは、どう違うのか?
現代、最も一般的に使用されているイーストは、パン作りのために純粋培養して工業的に生産された酵母である。
一方で天然酵母とは、天然自然にできた酵母のことである。

りんごやぶどうなどの果物を皮ごと潰して、適温に保ちながら皮に付着した天然酵母を培養する。
パン作りに際し、イーストは2~3時間で発酵するが、天然酵母の場合は40時間以上と時間がかかる。
しかし、天然酵母を使って作ったパンは、酸味や甘味があって優しい食感がある

参考文献 「食」の雑学達人になる本

 

カルボナーラの語源

カルボナーラの語源

カルボナーラの語源は「カーボン=炭」から来ているという説が有力である。
この理由は、「炭焼き職人が発明した」というものである。

炭焼き職人は、その仕事柄、長い期間、山小屋にこもる。
そうした職人にとって乾燥パスタは良い保存食である。

乾燥パスタに加え、職人が山小屋へ持参したのは、日持ちが良い塩漬けの肉と卵。
これらの材料を合わせて作ったのがカルボナーラの始まりである。

炭焼き職人が仕事の合間にカルボナーラを作って食べるとき、体に付着していた炭の粉が降り落ちた
それが由来となって、カルボナーラには炭の粉に見立てた粗びきの黒コショウを仕上げに振りかけることになった。

ペペロンチーノは唐辛子という意味
ナポリタンとは

参考文献 「食」の雑学達人になる本