淹れたてのコーヒーの香りの再現は難しい

淹れたてのコーヒーの香りの再現は難しい

コーヒーは焙煎により、複雑な香りを作り出す。
中心的な香りは、
●カロテノイドの分解で生じるダマセノン
●糖の加熱で生じるフルフラール類(特にフルフリルチオール)
●木質の分解で生じるグアヤコール類(特にバニリン)
●糖とアミノ酸のメイラード反応産物のピラジン類(特にエチルジメチルピラジン)

これらの物質は、水に溶けない
だからこそ、淹れたてのコーヒーから揮発して良い香りがする

インスタントコーヒーにする場合、一度抽出してから乾燥させるため、やかり香りが抜けてしまう。
そのため、淹れたてのコーヒーの香りの再現は難しい。


ここからは主観です。
ちなみに、主要の香りが分かっているため、人口の香料を添加する方法があるが、今のところしていない様子。(缶コーヒーには入っている)
コスト割れをするためと考えられる。

香水売り場にコーヒー豆

参考文献 お皿の上の生物学

ニンジンは軸が小さいほどおいしい

ニンジンは軸が小さいほどおいしい

ニンジンは軸が小さいほどおいしいとされている。
理由は、軸が大きい場合、栄養が葉に取られておりニンジンも硬いためである。
また、重いニンジンは水分量が多く、実のキメが細かくておいしいとされている。

【ニンジンの見極め方】
●軸が小さい
●重い
●逆三角形で長く細い(ふっくらしているとキメが粗く、舌触りが悪い)
●表面が滑らかでひげがない(ひげがあると熟しすぎている)
●ヘタの切り口がみずみずしく黒ずんでいない
●キズやひび割れがない

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参考文献 おいしい野菜まるみえ図鑑

ノンアルコール飲料が水っぽく感じる理由

ノンアルコール飲料が水っぽく感じる理由

エタノールは、水になじみにくい疎水基(そすいき)側同士でくっつきあい、水になじみやすい親水基側が外側にむき出しになっている。
つまり、普通ではバラバラになっている水が、エタノールが混ざることで、水同士の結合を強くする

分子の塊が大きくなることで、さらっと流れるような舌触りを生んでいる。
一方で、エタノールがないと水分子同士がバラバラとなり舌の上に残るため、水っぽさを感じると考えられる。

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参考文献 あれは錯覚か!?超人気グルメのぶっちゃけ解剖学