料理のレシピ本には、パスタを茹でるときに塩を入れることを推奨している場合がある。
このとき、通常ゆで水に0.5%程度の塩を加えると表記している場合が多い。
(一般的に料理中の好まれる塩分濃度は0.8%~1.0%とされている。)
【理由】
①パスタの下味をつける。
②パスタが弾力のある状態に仕上がる。(乾麺に加えられている塩の流出を防ぐ)
③デンプンの糊化を抑え滲出を少なくし、麺のくっつきを少なくする。
があげられる。
よくある間違いに水の沸点が上がるというものがある。
しかし、約500gのパスタを6ℓ弱の沸騰した湯で茹でる場合、20gの食卓塩を加えて上昇する沸点の温度は、0.007℃。茹で時間を0.5秒短縮したにすぎない。
ここからは主観です。
上記の記事の②と③は科学的にそうなのかもしれないが、家庭料理で気にする必要はないレベルと思います。
また、塩を入れすぎて塩辛くなった場合は、茹で上がったパスタ麺をお湯で洗うとよいです。
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参考文献 料理の科学① 総合調理科学事典 マギーキッチンサイエンス 味のしくみ