トマトの皮を剥く

トマトの皮を剥く

トマトの皮が剥きにくい理由は、ペクチンによるもの
ペクチンがトマトの実と皮の間をぴったりとくっつける「接着剤」の役割をはたす

【箸でこする】
角の無い丸い箸で、トマトの全体をこすり、最後にトマトのてっぺんをお箸で突き刺して穴をあける。
箸でこすることでトマトの果肉から水分が出て、ペクチンが溶けているので、穴をあけたところから皮を剥くことができる。

【火であぶる】
トマトにフォークを突き刺してガスコンロで直火であぶる。皮に亀裂がはいるので、今度は水にさらせば、ツルっと皮を剥くことができる。

【湯むき】
熱湯を用意し、トマトを入れてから冷水につける。皮に亀裂が入り、剥くことができる。

【冷凍してから水をかける】
トマトを冷凍で凍らせる。冷凍により果肉の水分が膨張して、皮がピチピチ状態になる。そこに水を一気にかければ、皮が破れて自然と剥ける。

トマトの保存方法
トマトウォーターをつくるとき、冷凍する理由

参考文献 科学でわかる料理のツボ

味だけでは判断できない

味だけでは判断できない

今回はネタ話です。

キャベツとキュウリは見た目は違うし、口に入れた時の食感も当然違うため、どちらか判断するのは簡単である。
しかし、ミキサーでつぶしてジュース状にして口に含むと区別できず、正答率は10%未満となる。

口に入れて咀嚼したときの味はキャベツもキュウリも大きな差はなく、かみ砕くときの食感がこれらの素材の味わい、おいしさの要因となっている。

世界一カロリーが少ない野菜

参考文献 美味の構造―なぜ「おいしい」のか

焼き鳥の「ネギマ」とは?

焼き鳥の「ネギマ」とは?

今回はネタ話です。


ネギマ

ネギマとは、鶏肉とネギを串に刺した焼き鳥のこと。
ネギマの「マ」はマグロのことである。
ネギマは漢字で書くと葱鮪となっている。

ネギマのルーツは、ネギとマグロを煮込む鍋料理であるネギマ鍋である。
これは脂の多いトロをよりおいしく食べるために生まれた料理。

ネギマ鍋

現在、焼き鳥が「ネギマ」と呼ばれるようになった理由は、ネギマ鍋がネギとマグロの串焼きに、さらに、材料のマグロが鶏肉に変わり、名前だけが残ったため。

焼き鳥、照り焼きを焦がさず焼く

参考文献 広辞苑