ビール瓶が褐色の理由

ビール瓶が褐色の理由

ビールは主に褐色(かっしょく)の瓶に入っていることが多い。
これは、青色光と紫外線を遮るためである。ビールが光にさらされると、光の粒子がビールの劣化につながる化学反応を開始させる。この時、光のすべての領域ではなく、かなり特定の領域が反応を開始させており、その光の波長は青色光(400~500㎚の波長)と、紫外線のスペクトル(400㎚以下)となっている。褐色瓶はこれら両方の領域の光を遮ることができるのである。(仮にビールが全領域の光で反応するなら、瓶は真っ黒になっていた)

缶もなかが見えない状態なので、効果は同様となっている。

褐色瓶・・・青色光と紫外線を遮る

緑色瓶・・・紫外線のみ遮る

透明瓶・・・光を遮らない

保存だけ考えるなら、全て褐色瓶にするべきだが、見栄えやマーケティング戦略(色)の理由から、様々な瓶の色が存在する


ちなみに、以前酒屋を経営しており、その時、褐色瓶はお金になったが、透明や緑色、青色などの雑瓶はお金を払って引き取ってもらっていた。

参考文献 カリカリベーコンはどうして美味しいにおいなの?

お酒に強い人、弱い人

お酒に強い人、弱い人

アルコールに強い人と、全く飲めない人がいる。また、すぐに顔が赤くなる人などいろいろであるが、このような違いはアルコールを体内で分解する能力に違いがあるからである。

これらは遺伝子で決まっており、地域別でみると、北海道、東北、九州は遺伝的にアルコールに強い人が多い。一方で、関西から中部地方では、アルコールに強い人の割合は減っている。

アルコールに弱い人の割合を国別でみると

日本:44%
中国:41%
朝鮮:28%
フィリピン:13%
マレーシア:6%
タイ:10%
インド:5%
アメリカ:2~4%
オーストラリア、アフリカ、ヨーロッパ:0%

となっており、アジア人はアルコールに弱い人の割合が高いことが分かる

参考文献 おいしさと泡

ビールの泡について

ビールの泡について

ビールの上面にある泡は、残りの炭酸ガスが空気中へ逃げるのを防いで、ビールの中に炭酸ガスを保持する蓋のような役割を持つ。

上面に蓋の役割をする泡がある間は、ビール液体中の炭酸ガスが保たれるが、泡が無くなるとビール中の炭酸ガスが減っていくのである。

また、上面を泡が覆っているかどうかによってビールの香りが異なる。理由としては、各成分の揮発性などが違うためである。
さらに、ホップに由来するイソフムロンは泡の界面に集まるので、上面の泡だけをすくって放置し、泡が消えてからこの液体を飲むと苦味が強く感じる
(つまり、泡を集めて気泡が消えてから飲むと苦い

参考文献 おいしさと泡