鮎はさっぱりしている

鮎(アユ)の脂質の特徴は、海産魚に多い多価不飽和脂肪酸の種類や量が非常に少ない。
川での生活が長いためである。

このため、味がさっぱりしており、海から川へ移動するときの脂質含有量は3~4%である。
しかし、養殖ものでは10~12%の脂質含量で、天然の鮎より2~3倍多いため、食べた後に口の中に脂っぽさが残る。
つまり、鮎を食べてコッテリして美味しいなどは、天然物では本来あり得ない

鮎料理に蓼酢
鮎がキュウリのような香りがする理由

参考文献 魚料理のサイエンス