馴化(じゅんか)と食べる量

馴化(じゅんか)とは、ある刺激がくり返し提示されることによって、その刺激に対する反応が徐徐に見られなくなっていく現象。
例えば、大きな音を常に1分間隔で聞かせると早く慣れて、驚かなくなる。しかし、平均すれば1分間に1回だが、あるときは10秒後、ある時は100秒後というように変化をもたせると慣れにくく、驚く反応が持続する。

ラットの実験で、片方には常にレバーを11回押すたびに1粒の餌が出てくる。他方には、レバーの回数が変動するが平均すれば11回になるようにした。
結果、レバー回数が変動する方がレバーを多く押し、食べる量も多かった。


ここからは主観です。

拡大解釈になってしまうが、同じような刺激が続くと食べ飽きてしまうということである。
今回は、味でも匂いでもなく「食べれる期待値(食べるペース)」のようなものを、一定かランダムかによって、食べる量が変化する(食べ慣れてしまう)。

なじみある食事は満腹になりやすい
条件性の満足感

参考文献 心理学からみた食べる行動