おいしさをデザインするの要約になります。
料理のヘテロ感(不均一である感覚)を構成する要素は、「味覚」「嗅覚」「食感・温度」に分けられる。
それらについて、「質」「強度」「時間」をコントロールすることで、ヘテロ感を表現することができる。
味覚 | 嗅覚 | 触感・温度 | |
質(異なる質・食材) | 寿司 | お造りとワサビ | 天ぷら衣と食材 |
強度(異なる強さ・濃度) | ジュレにしたものとしていないもの | 柚子オイルと柚子 | フローズンフォアグラ |
時間(時間差で感じる) | お造りと醤油 | 泡のソース | 鮎の塩焼き(頭、身、ヒレの感覚) |
ここからは主観です。
上記の表を分かりやすくアレンジすると
味覚 | 嗅覚 | 触感・温度 | |
質(異なる質・食材) | 二つ以上の違う味がする | 二つ以上の違う匂いがする | 二つ以上の違う触感や温度を感じる |
強度(異なる強さ・濃度) | 一つの料理で味の濃さに差がある | 一つの料理で匂いの濃さに差がある | 一つの料理で触感や温度が違う |
時間(時間差で感じる) | 味が変化する | 匂いが変化する | 触感や温度が変化する |
料理を作る時、ヘテロ感を意識していることは少ない。
しかし、実は「異なる質でのヘテロ感」は、日常でも使っている。
例 薬味を加える、お漬物、寿司のガリなど
参考文献 おいしさをデザインする