動物の甘味物質に対する感受性

今回はネタ話です

甘味物質に対する感受性の、動物による違い
〇:好む △:やや好む ×:嫌う -:味を感じない 空欄:調べられてない

肉の成分
アラニン、グリシン、D-トリプトファン等の甘味アミノ酸
●炭水化物(ブドウ糖)
グルコース、ガラクトース、フルクトース(糖)
●砂糖
ショ糖
●人工甘味料
サッカリン
●人工甘味料
アスパルテーム(甘味ペプチド)
モネリン、タウマチン(甘味タンパク質)
バクテリア
ハエ・ミツバチ
魚類
ウサギ
ブタ
ラット
ハムスター
ネコ ×
イヌ ×
リスザルなどの新世界ザル
アカゲザル・ニホンザルなどの旧世界ザル
ヒト

私達は「甘いもの=エネルギー原」という本能を持っており、甘味を好む傾向があります
このように見ていくと、どんな生物でも、その生物にとってエネルギー源になるものを好みます

上記の表から分かる事
●原始的な単細胞生物である大腸菌でも、エネルギー源となるアミノ酸を与えるとその周囲に多く繁殖する
●ネコのような肉食性の哺乳類の味覚神経は、人のエネルギー源となる炭水化物にはわずかな反応しか示さないのに、肉の成分には非常にする
●草食性・雑食性の動物の味覚神経は、その餌の主成分であるデンプン、砂糖などの炭水化物などに対して非常に反応する

料理の砂糖と塩の量について

参考文献 味のなんでも小辞典