日本のブランド牛

松坂牛
黒毛和牛種の中でも未経産の雌牛であり、三重県仲勢地方を中心とした指定地域での肥育期間が最長で最終であること

【神戸ビーフ】
兵庫県産但馬牛の中で、牛脂肪交雑基準(BMS)がNo.6(No.1~No.12が最高値)以上であり、枝肉重量が基準値内であること

【近江牛(おうみぎゅう)】
黒毛和種であり、滋賀県内での肥育期間が最長であること

【前沢牛】
黒毛和種であり、岩手県奥州市前沢地域での肥育期間が1年以上であり最長で最終であること。また枝肉の格付けはB4以上(B4、B5、A4、A5)

【仙台牛】
黒毛和種であり、宮城県内で肥育され、枝肉の格付けがA5もしくはB5であること

【山形牛】
黒毛和種であり、山形県内での肥育期間が最長で最終であること。枝肉の格付けがC3以上(C3、C4、C5、B3、B4、B5、A3、A4、A5)

【常陸牛(ひたちぎゅう)】
黒毛和種であり、茨城県内での肥育期間が最長で、枝肉の格付けがB4以上であること

【飛騨牛(ひだぎゅう)】
黒毛和種であり、岐阜県内での肥育期間が最長で14か月以上で、枝肉の格付けがC3以上であること

【宮崎牛】
宮崎県で指定された種雄牛の子とし宮崎県内で生まれた黒毛和種であり、宮崎県内での肥育期間が最長で、枝肉の格付けがC4以上

【佐賀牛(さがぎゅう)】
黒毛和種であり、佐賀県内で肥育され、BMSがNo.7以上であること

 

ブランド牛の定義を見てみると、ほとんどが黒毛和種である。
これは肉質の良さが黒毛和牛種が好まれ、和牛全体の97%を占めているため。(2024年3月現在)
神戸ビーフや宮崎牛は牛の生まれ(血統)が決められているが、それ以外のほとんどのブランド牛は黒毛和牛種であれば問われない

良い種雄牛(しゅゆうぎゅう)から生まれた子牛がいれば、全国から肥育農家がその子牛を買いに来る。
結果、全国のブランド牛には生まれによる違いがほとんどない

国産牛肉と輸入牛肉について
ランクA5の肉のAって何?

参考文献 肉ビジネス