黒ビールが黒い理由

ビールの色(色の濃さ、色合い)は、原料として使用される麦芽から移行する色素成分によって決まる。
つまり、濃い色のビールにするなら、原料麦芽に占める色の濃い麦芽の量を高める。

ビールの色を調整する目的で、色素の質や量を調整された麦芽を「色麦芽」と呼ぶ。
色麦芽の色の濃さや色合いにはさまざまなものがあり、「ミュンヘン麦芽」「カラメル麦芽」「チョコレート麦芽」「黒麦芽」などが存在する。
これらの色麦芽を目的の色に配合することで、様々な色のビールを造ることができる

また、麦芽の色は乾燥や焙煎(ばいせん)の仕方によって決まる。
さらに、仕込み用水の硬度やpH、ミネラル分、仕込み工程による加熱量なども色に影響する。


ここからは主観です
一般的には、色が濃いビールは香りも深く、味わいも濃厚で、しっかりとふくよかな印象になるとされています。

ビール瓶が褐色の理由

参考文献 ビールの科学