舌づつみを打つとは

日本語の慣用句に舌鼓を打つ(したづつみをうつ)というものがある。
意味は、
①あまりのおいしさに舌を鳴らす
②不満げに舌打ちする
とある。

①の意味において、舌を鳴らすとはどういうことかというと
美味しいものが口の中に入ってきたとき、舌と※上あごに押し付けて、味の刺激を味蕾により強く結合させようとする動きと考えられる。
※上あご(軟口蓋・・なんこうがい)にも味蕾は存在する。


ここからは主観です。
マナー違反でクチャクチャ食べるというものがあるが、これも考えてみると舌が上あごに押し付けているから音がなる原理である。
つまり、無意識に味をしっかり感じたいため味蕾に押し付けていると思われる。ただし、口は閉じて食べましょう。

味蕾の成長と老化

参考文献 美味の構造―なぜ「おいしい」のか