遺伝的に苦みを感じない

ある特定の苦み(フェニルチオカルバミドやプロピルチオウラジル)が感じない人は珍しくない。
日本人の10%がこれらの物質の苦みを感じず、遺伝することが知られている。
しかし、これらの物質は普段口にする食べ物には含まれていないため、日常生活で気づくことはない。

ただじ、このような人はカフェインの苦みにも若干鈍いとされているので、コーヒーの濃いめやブラックが好きなどの傾向がある。
また、甘味も感じにくい傾向があるとされている。

この傾向がある人は、マヨネーズ、チーズ、チョコレートなどのクリーム状感覚をより好む傾向があるとされている。

芽キャベツが嫌いな人


ここからは主観です。
上記の話を要約すると、ブラックコーヒーが好きな人はクリーム状のものが好きな人が多いとなる。
何の関連性もないようにも思えるが、例えば食材の粘度が変わることで呈味効率が変わるという考えがある。
味(甘味や苦み)が感じにくいため、しっかり味が分かるクリーム状のものが好きな傾向があると考えることもできる。(※私の主観です)

参考文献 美味の構造―なぜ「おいしい」のか