市販のパスタソースが物足りない理由

市販のパスタソースが物足りない理由

風味はピラミッドで表すことができる。

香水では、
●ベースノートが余韻となる香り
●ミドルノートが香水の中心となる香り
●トップノートが香水をつけた瞬間の香り

パスタなどに使われるトマトソースも同様に、
●ベースノートは、最初に炒めたニンニクと玉ねぎの香り
●ミドルノートがトマトの香り
●トップノートがトマトの青っぽいフレッシュな香り

しかし、煮詰めていくとトップノードは飛んでしまうので、最後に加える必要がある。
※最初に匂いを感じるという事は、逆に言うとすぐに揮発して匂いが抜けてしまう

市販のパスタソースが何か物足りない感じがするのは、加熱殺菌によりトップノードが飛んでしまっているから。
裏面表記にニンニクとトマトとタイムを使っていたら、これらを炒めてパスタソースに絡めると一気においしくなる。

参考文献 料理は知識が9割

猫舌の人は辛いものがダメ?

猫舌の人は辛いものがダメ?

唐辛子に含まれるカプサイシンは、温度を感じる受容体(TRPV1)に刺激を送る。
この受容体は43℃以上の温度にも応答する
猫舌の人
は、温度を感じる受容体(TRPV1)の刺激に弱いように考えてしまうが、温度を感じる受容体はいくつもあるため、受容体(TRPV1)の刺激に弱いという訳ではない。

【まとめ】
猫舌と辛い物が苦手というのは一致しない

参考文献 食の脳

ワサビと虫よけ

ワサビと虫よけ

私たちは昆虫から色々な動物にいたるまで、ワサビの受容体の遺伝子を引き継いでいる。
つまり、ワサビの受容体であるTRPA1を動物は非常に古くから持っているのである。

一方で、カプサイシン受容体TRPV1は進化の過程で魚類から現れる。
鳥もカプサイシンの辛味は感じないが、ワサビの辛味は感じるとされている。

洋服ダンスの虫よけであるクスノキから取れる樟脳(しょうのう)のカンフルという成分は、昆虫のTRPA1を刺激して虫を寄せ付けない。
つまり、昆虫はカンフルを痛いと感じて洋服ダンスによってこないのである。
ワサビの受容体であるTRPA1は、昆虫の忌避剤となる。そのため、ワサビ自体にも防虫効果がある


樟脳(カンフルの原料)

参考文献 食の脳