フルートグラスと飲む速度

フルートグラスと飲む速度

アルコールを飲むとき、グラスの形によって飲む速度が変わる


写真 コリンズグラス


写真 フルートグラス

実験では350mlのビールを「コリンズグラス」と「フルートグラス」に注いで飲み終わる時間の統計を取った。

結果は
コリンズグラスが平均12分
フルートグラスが平均7分
となった。

この理由は、「フルートグラス」はどこが中間地点なのかはっきりせず、飲んでいる量を正確に把握できない点にある。
被験者にグラスの中間地点を指し示してもらうと、フルートグラスの中間地点は実際のかなり下の方がさされた。
実はフルートグラスの中間地点はからり上部にある。
つまり、半分まで飲んだと思ったら、実際はすでに飲み終わるというところまで来ており、残りはすぐに飲み終わる。
そして、グループで飲んでいると、速いペースで飲めばそれだけたくさん飲んでしまう

一口サイズ
デルブーフ錯覚


ちなみに、ノンアルコールの場合は飲む速度が変わらない結果となった。
ノンアルコールを飲む理由は、「その味が好きだから」「喉が渇いているから」などである。
アルコールは、味への欲求を満たし、さらに飲みたいという気持ちにさせる
そして、飲む速度が速いと、そう感じるまでの時間も短くなるためである。

参考文献 あなたはなぜ「カリカリベーコンのにおい」に魅かれるのか

視覚と味

視覚と味

今回はネタ話です。

フランスワイン大会という設定で、参加した専門家たちはまずボルドーの白ワインを与えられ評価する。
その後、まったく同じボルドーの白ワインに赤い食用着色料を加えたものが与えられ評価する。
つまり、見た目は赤ワインだが、風味も香りも最初の白ワインとまったく同じものである。

最初の白ワインには「はちみつ」「メロン」「バター」「カラメル」といった言葉が使われ
赤く見える白ワインには「クロフサングリ」「タバコ」「チョコレート」「チェリー」といった赤ワイン用の言葉が使われた。

この実験のように、専門家であってもまず目で味わっているということがわかる。

味覚や香りから連想される色
カラフルなケーキ


ここからは主観です。
視覚情報が味に影響するのもあるが、上記の話はそもそも【赤ワイン】と思って飲んでいるため、既存の先入観(イメージ)に引っ張られることも影響すると思われる。
例えば、生まれてきて1度もワインを飲んだことの無い人が、上記の実験に参加した場合、同じ味がすると答えたかもしれない。

参考文献 あなたはなぜ「カリカリベーコンのにおい」に魅かれるのか

ポッキーが「酒の肴」になった理由

ポッキーが「酒の肴」になった理由

今回はネタ話です。

スナックやバーのカウンターで味わうウイスキーのロックや水割りの肴に「ポッキー」が使われることがある。
これには理由があって、ポッキーの製造元の江崎グリコによれば、きっかけは偶然だったとのこと。

ある時、同社の企画担当者が札幌のバーに行った。
すると、その店では肴にポッキーを出していた。
お客は自然にそのポッキーをマドラー代わりに使い、食べていた。
これを見てひらめいたとのことで、CMに繋がりマドラーにすればオシャレということで全国的に広がった。

参考文献 「食」の雑学達人になる本