味覚が引き起こす無意識の代謝運動

味覚が引き起こす無意識の代謝運動

生命を維持するには血液からブドウ糖をある程度取り除く必要がある。
そのためには、運動するのでなければ、インシュリンを分泌しなければならない。

味覚は炭水化物(糖やデンプン)の味を感じるとすぐに、身体の対応準備を始める。
ブドウ糖を口に入れて(飲み込まずに)吐き出したとしても、摂取(せっしゅ)を予測した膵臓からインシュリンが分泌される。
インシュリンの分泌量は少量だが、食中、食後の血糖値を大きく下げる。
この反応は砂糖を摂ったときだけでなく、パンやジャガイモやパスタに含まれるデンプンでも起こる。
唾液にはアミラーゼという酵素があり、デンプンをブドウ糖に分解するためである。

※人間にデンプンの受容体があるかはまだ分かっていない。

【まとめ】
人間は口に食物を入れた時点で、無意識の代謝運動が始まる。

参考文献 40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた

女性が甘いものが好きな理由

女性が甘いものが好きな理由

ラットの実験で、メスのラットから卵巣を取り除くと甘いものを好まなくなる。
逆にオスのラットの睾丸を取り除くと甘いものを好むようになる。

この実験より、女性が甘いものが好きな理由は、ホルモンの影響ということが分かっている。
女性が妊娠して子供を出産するのに、脂肪を蓄える必要があり、ホルモンが嗜好を操り甘いものを求めるようにすると考えられている。

味覚における男女差

参考文献 雑学全集5530種類

ハチミツは不死の象徴

ハチミツは不死の象徴

今回はネタ話です。

古代エジプト人にとって、ハチミツはあの世への旅立ちのはなむけとしてしばしば死者に捧げられた。
ハチミツは、不死の象徴とされており、アーリア人やシュメール人、バビロニア人やクレタ人も身分の高い者の遺体をはちみつ漬けにして埋葬してきた。

このように、ミイラ作りにもハチミツが使われていたとされている。

ミイラと漢方
ハチミツの特性

参考文献 保存食品開発物語