若者は濃い味を好み、年長者はあっさりした味を好む理由

味覚の感度は、年齢に伴って変化し60歳から低下するとされている。
これは、薄味を好むとはいいながら、味覚の感度が鈍ってくることで調味料を多くいれがちになってしまう理由である。

一方で消化能力については、すべての消化酵素の分泌量が60歳ごろから低下するといわれており、胃のタンパク質分解酵素十二指腸の脂肪分解酵素も、60歳ごろから低下するとされている。

消化能力が低下すると、食べた後に胃もたれしたりするため、これらの成分を含む油っぽい肉などは好まなくなる傾向がある。

忙しい人ほど濃い味を好む

参考文献 味・香り「こつ」の科学