トウガラシを食べると熱いように感じる。
これは、トウガラシの辛味(カプサイシン)を感じる受容体(TRPV1)が、43℃以上の温度にも応答するため。
一方で、メンソール(メントール)は28℃以下の温度に応答するTRPM8の受容体に反応するため、冷たく感じる。
ここからは主観です。
上記の話は、まだよっく分かっていないというのが現状である。
例 ニンニクを食べれば17℃以下に応答する(TRPA1)に反応し、冷たく感じるはずだが、実際にはならない。
ただし、わさびなどを食べれば、どちらかといえば冷たく感じるなどの現象から、関係はしていると考察されている。
ちなみに、温度は1つの受容体が全ての温度帯の刺激を管理するのではなく、「17℃以下はこの受容体が反応して」「43℃以上は違う受容体が反応して」のように、様々な受容体が切り替わることで温度を認知している。
参考文献 味・香り「こつ」の科学