日本古来のお菓子を和菓子といいます。
【生菓子(なまがし)】
水分を含んだ状態のお菓子を「生菓子」という
●餅もの
もち米、うるち米や米粉でつくった餅状のもの
例:餅、おはぎ、大福、団子など
●蒸しもの
コメなどからつくった粉に水、砂糖を加えて練ってつくった生地が基本
生地を形成して蒸したり、蒸した生地を使ってつくる
例:饅頭(まんじゅう)、蒸し羊羹、蒸しカステラ、ういろうなど
画像 ういろう
●練り物
餡(あん)やもち粉などに砂糖や水飴などを加えて練り上げたもの
例:練り切り、求肥(きゅうひ)
練り切り 求肥(きゅうひ)
●焼きもの
生地を焼いてつくつくる
今川焼(大判焼き)、タイ焼き、どら焼き、カステラ、煎餅(せんべい)など
今川焼(大判焼き)
●流しもの
寒天や餡などを主材料とする流動性の生地を型に流して固める
羊羹(ようかん)、琥珀羹(こはくかん)
琥珀羹(こはくかん)
【半生菓子】
生菓子ほどではないが、水分を含んだお菓子
●餅もの
餅を使ったもの
例:最中(もなか)、鹿の子餅
最中(もなか) 鹿の子餅
●岡もの
餅もの、焼きもの、練りものなどの別種の製法で作った生地を組み合わせたもの
例:最中(もなか)、鹿の子餅
【干菓子(ひがし)】
穀物の粉と砂糖を混ぜてつくった物。製造工程で水分を加えない。
●打ちもの
みじん粉(もち米を加工した米粉)など粉類に砂糖、蜜などを木型に入れて押し固めてつくる。
例:落雁(らくがん)など
落雁(らくがん)
●掛けもの
炒り豆などに砂糖液をかけたもの
例:おこし
おこし
●揚げもの
油で揚げてつくる
例:かりんとう、アンドーナッツ
かりんとう
●飴もの
砂糖、水飴などを原料とし、煮詰めてから冷却して固める
飴玉、有平糖(あるへいとう)
有平糖(あるへいとう)
参考文献 食品の科学