冷たい感覚について

冷たく感じさせる物質には、2つのパターンがあります。

①メンソールやペパーミントなどは、実際に口腔内の温度は変化していないのに、温度感覚神経に影響し、口内で冷たいという誤った感覚を誘発させる。
辛さと熱さ

②キシリトールやエリスリトールなどは、実際に口内の温度を低下させます。
これらの物質は唾液によって分解され、唾液から熱を奪うことでエネルギーを作りだします(吸熱反応)。
結果、口内の温度が低下し冷たく感じます。

①の場合、液体に溶けていても冷たく感じます。しかし、②の場合は、物質が溶解する過程で温度低下が生じるため、すでに液体に溶けていたら温度の低下を感じられません。


ここからは主観です。
②で紹介しているキシリトールやエリストールは甘味料のため、お菓子に使うことが可能です。
そのため、冷たく感じるお菓子を作ることも可能でしょう。

アイスクリームと冷たさ
温度の変化と味の感じ方
アイスクリームにウエハースを添える理由
カプサイシンやメンソールの温感
ラムネを食べるとひんやりする

参考文献 食感をめぐるサイエンス