食への保守と革新

※今回は【心理学】の話です
「ハッキリした答え」というものがあるわけではないので、一つの考え方として読んでください

私達人間は、色々なものを食べる雑食性動物です
動物の生き残り戦略を考えると、雑食性動物の方が、慣れ親しんだ食べ物が入手困難な状況になったとしても、それ以外の食べられるものへと嗜好をシフトすることで、飢餓を脱することができる

しかし一方で、新たな食材は毒性を持っているなどリスクが存在します。
すなわち人間には
●食べたことのないものを食べるのを嫌がる「食物新奇性恐怖
●食べたことのないものを食べてみたい「食物新奇性嗜好
の二つを持っていると考えられています

分かりやすく言えば、「旅行先で定番のものが食べたい一方で、ちょっと変わったものも食べてみたい」である

有酸素運動好きは、辛い物が好き?


西洋人の多くはピンクがかった赤色の冷たいデザートを見たら、甘いフルーツのアイスクリームを思い浮かべる
客は「甘い」と思って食べたが、実際は「塩のきいた」アイスだった。
こうしたときの「驚き」あるいは「期待外れ」はかなりショックで、不快感を覚えることも多い

その後の実験で、この時アイスの名前を「塩味のアイスクリーム」や「フード386」などというミステリアスな名前を付けた場合、つけていなかった人々よりも明らかにそのデザートを楽しんだ


ここからは主観です
今回は2冊の書籍からの紹介ですが、個人的に似たような事例を考えてみたところ

「あらかじめ全体を把握した(どれぐらいの高さから落ちるか知っている)ジェットコースター」が一番近い感覚と思いました

参考文献 「食べること」の進化史 「おいしさ」の錯覚