音楽とワイン

音楽とワイン

ある研究では、スーパーマーケットで流れている音楽によって、ワインの売れ行きが変わることを発見した。
アコーディオンによるフランス風の音楽を流したときにはフランスワインが売れ、ドイツのビアホール風の音楽を流したときはドイツワインが売れた
客にそのワインを買った理由を尋ねると、音楽に影響されたという人はほとんどいなかった。

さらに研究を進め、聞く音楽によってワインの味が違ってくることを突き止めた。

同じワインの赤ワインか白ワインを

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」「花のワルツ」を聴きながら飲んだ人は、上品で繊細な味と表現した。
ヌーヴェル・ヴァーグの「ジャスト・キャント・ゲット・イナフ」を聴きながら飲んだ人は、爽快ですがすがしい味と表現した。
カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」を聴きながら飲んだ人は、重々しい味と表現した。
マイケル・ブルックの「スロー・ブレイクダウン」を聴きながら飲んだ人は、芳醇な味と表現した。
音と味

この他に、音量が大きいと味覚が鈍り、気分が上がり飲む量が増えるとされている。

参考文献 あなたはなぜ「カリカリベーコンのにおい」に魅かれるのか

フルートグラスと飲む速度

フルートグラスと飲む速度

アルコールを飲むとき、グラスの形によって飲む速度が変わる


写真 コリンズグラス


写真 フルートグラス

実験では350mlのビールを「コリンズグラス」と「フルートグラス」に注いで飲み終わる時間の統計を取った。

結果は
コリンズグラスが平均12分
フルートグラスが平均7分
となった。

この理由は、「フルートグラス」はどこが中間地点なのかはっきりせず、飲んでいる量を正確に把握できない点にある。
被験者にグラスの中間地点を指し示してもらうと、フルートグラスの中間地点は実際のかなり下の方がさされた。
実はフルートグラスの中間地点はからり上部にある。
つまり、半分まで飲んだと思ったら、実際はすでに飲み終わるというところまで来ており、残りはすぐに飲み終わる。
そして、グループで飲んでいると、速いペースで飲めばそれだけたくさん飲んでしまう

一口サイズ
デルブーフ錯覚


ちなみに、ノンアルコールの場合は飲む速度が変わらない結果となった。
ノンアルコールを飲む理由は、「その味が好きだから」「喉が渇いているから」などである。
アルコールは、味への欲求を満たし、さらに飲みたいという気持ちにさせる
そして、飲む速度が速いと、そう感じるまでの時間も短くなるためである。

参考文献 あなたはなぜ「カリカリベーコンのにおい」に魅かれるのか

視覚と味

視覚と味

今回はネタ話です。

フランスワイン大会という設定で、参加した専門家たちはまずボルドーの白ワインを与えられ評価する。
その後、まったく同じボルドーの白ワインに赤い食用着色料を加えたものが与えられ評価する。
つまり、見た目は赤ワインだが、風味も香りも最初の白ワインとまったく同じものである。

最初の白ワインには「はちみつ」「メロン」「バター」「カラメル」といった言葉が使われ
赤く見える白ワインには「クロフサングリ」「タバコ」「チョコレート」「チェリー」といった赤ワイン用の言葉が使われた。

この実験のように、専門家であってもまず目で味わっているということがわかる。

味覚や香りから連想される色
カラフルなケーキ


ここからは主観です。
視覚情報が味に影響するのもあるが、上記の話はそもそも【赤ワイン】と思って飲んでいるため、既存の先入観(イメージ)に引っ張られることも影響すると思われる。
例えば、生まれてきて1度もワインを飲んだことの無い人が、上記の実験に参加した場合、同じ味がすると答えたかもしれない。

参考文献 あなたはなぜ「カリカリベーコンのにおい」に魅かれるのか