ワサビと虫よけ

私たちは昆虫から色々な動物にいたるまで、ワサビの受容体の遺伝子を引き継いでいる。
つまり、ワサビの受容体であるTRPA1を動物は非常に古くから持っているのである。

一方で、カプサイシン受容体TRPV1は進化の過程で魚類から現れる。
鳥もカプサイシンの辛味は感じないが、ワサビの辛味は感じるとされている。

洋服ダンスの虫よけであるクスノキから取れる樟脳(しょうのう)のカンフルという成分は、昆虫のTRPA1を刺激して虫を寄せ付けない。
つまり、昆虫はカンフルを痛いと感じて洋服ダンスによってこないのである。
ワサビの受容体であるTRPA1は、昆虫の忌避剤となる。そのため、ワサビ自体にも防虫効果がある


樟脳(カンフルの原料)

参考文献 食の脳