月齢とは、生まれてからどのぐらいの期間飼育され、出荷されたかという意味である。
一般的には去勢牛の場合は28か月、成長がゆっくりな雌牛の場合は30か月くらいの期間育てる。
子牛は30Kg程度の体重で生まれてくるが、そこから飼料を食べて体重が増加していく。
牛も人間の成長期と同様に、一定の期間が過ぎると体重の増加スピードが鈍化する。
枝肉(内臓を取り除き、背骨から2つに切り分けた状態の肉)の価格は「枝肉重量×単価」なので、枝肉重量が重いほど高価格で販売できる。
月齢を伸ばすコストと、枝肉重量の増加による販売価格の増加の分岐点は、去勢牛の28か月齢であり、雌牛の30か月齢である。
参考文献 肉ビジネス