牛肉は、加熱しすぎるとタンパク質の熱凝固により固くなる。
これを解決するテクニックの一つに砂糖の添加がある。
砂糖はタンパク質(おもにコラーゲン)と水分を結びつけて、固く締まるのを防ぐ。
この性質を利用すれば、薄切りの牛肉や豚肉をソテーするとき、砂糖を塩コショーと一緒に振りかければ柔らかく仕上がる。(塩の5~10倍ぐらい砂糖をかける)
具体的には「すき焼き」や「ビーフシチュー」などの肉の下ごしらえに砂糖をもみこむなどがある。
ここからは主観です。
肉に砂糖をかけて焼くと聞くと一瞬「不味そう」と思う人もいるかもしれない。しかし、日本人は普通に砂糖の入った「すき焼き」や「牛丼」を食べている。また、塩の5~10倍の砂糖をふったら甘くなりすぎると思うかもしれないが、砂糖(甘味)は塩と違って感じにくい味なので問題ない。