鳥の砂肝(砂ズリ)とは

鶏にはくちばしがあるが、歯がない。
そこで、食べ物をかみ砕くために、鶏は小石を飲み込み「砂嚢(さのう)」と呼ばれる筋肉のポケットにストックしておく。
この砂嚢は2つある胃のひとつに当たる。
歯がなくエサを丸呑みする鳥類は、飲み込んだ小石や砂を利用して砂嚢で食べたものを砕いて消化を助ける。
また、飲み込む小石はでたらめに選んでいる分けではなく、多少丸みを帯びた形の小石を選んでいる。

この砂嚢が、食材になると砂肝(砂ズリ)と呼ばれる。

参考文献 フランス式おいしい調理科学の雑学