香りの表現は難しい

香りの表現は味に比べて難しいとされている。
味の表現は、基本味として、甘味、うま味、塩味、酸味、苦味が独自に定義されている。

一方で、香りにはこのような基本臭が定義されているない。
これまで、定義づけする取り組みはあったが、失敗している。

その理由は、味覚の受容機構が、受容体と味成分の一対一対応の関係であるのに対して、嗅覚はパターン認識であることも関係している。
したがって、香りを体系的に分類することは難しい。
そこで、嗅覚表現としては、
●直接的に「洋梨の香り」のように示す直喩
●「爽やかな香り」のような比喩
●「甘い香り」のような、嗅覚以外の感覚を使う共感覚比喩
などが使われる。

香りの刺激は直接脳に届く
淹れたてのコーヒーの香りの再現は難しい

味・香り「こつ」の科学