関東と関西のすき焼きの違い

【関東】
肉や野菜を調味料と水を合わせた「割り下」で煮る。
具は豆腐、ネギ、しらたき、牛肉というシンプルな内容。
最初に割り下を鍋に注いで煮立て、ネギと豆腐、しらたきを入れ、最後に牛肉を入れる。

【関西】
牛脂をひいた鍋に肉を入れ、砂糖、みりん、醤油、昆布だしを少量注ぎ、牛肉を軽く炒り焼きにして食べる。
その後、砂糖、昆布だし、醤油を追加し、ネギや豆腐、しらたきだけでなく、シイタケやタマネギ、タケノコなど様々な具材を火に通りにくい順に入れて煮る。
最後にもう一度肉を入れ、肉と具材を楽しむ。

つまり、関東のすき焼きは煮て食べるものだが、関西のすき焼きは焼いて食べ、その後に煮て食べる料理である。

ちなみに、何故このような違いになったかを説明すると
①関西では鳥や鹿、牛馬を焼いて食べることを「すき焼き」と呼んでいた。
②関東で牛鍋が流行していた(現代の関東風すき焼き)
③関西では肉を焼いて食べるすき焼きと牛鍋が合体し、現代の関西風のすき焼きが誕生した。
④関東では関東大震災で牛鍋屋が次々と閉店してしまい、牛鍋が下火になった。
⑤関西のすき焼き店が関東に進出し、牛鍋がすき焼きと呼ばれるようになった

すき焼き鍋では肉の横にこんにゃく、豆腐をおかない

参考文献 関東と関西ここまで違う!おもしろ雑学