ワインボトルの底にある丸く大きなくぼみは、「パント(キック・アップ)」という。
このくぼみは、ワインの澱(おり)を沈殿させ、注ぐときに巻きあがってグラスに入らないようにするためとされている。
ここからは主観です。
調べてみると、上記の説以外にも
●古い吹きガラス時代の名残で、吹き口をつけた跡。
●瓶を倒れにくくするため。底が平らな場合、小さな誤差でも不安定になる。くぼみはこれを解消するために付けられたもの。
●瓶の強度を上げ、スパークリング・ワインやシャンパンの圧力に耐えることができるようになる。
●注ぎ手の親指をおさめ、安定させるため。
●古い吹きガラス時代の名残で、吹き口をつけた跡。
●工場での充填工程で、ベルトコンベアの突起に保持するため。
などがある。
参考文献 匠が教える酒のすべて