キウイフルーツにタンパク質分解酵素がある理由

キウイフルーツの一つの果実の中には、500~1000個ほどの種子が入っている。
また、キウイフルーツは、熟しても鮮やかに色どくことは無い。
どうして、他の果実のように色がつかないかというと、鳥やサルは赤い色を認識するため、鳥やサルに種子を運ばせる果実は赤く色づく
しかし、クマやテン(イタチ科)などの哺乳動物は赤色を認識することができない
そのため、色で目立たせるよりも、哺乳類が気付きやすい強い香りで惹き付けているのである。

キウイフルーツにはタンパク質分解酵素があるため、食べ過ぎると舌の表面のタンパク質を溶かしてしまうため、舌が痛くなってしまう。
これは、1匹がたくさん食べ過ぎてしまうと、同じ場所にしか種が散布されないため、たくさん食べられないようにしているのである。

参考文献 スイカのタネはなぜ散らばっているのか