甘い香りの正体

ショ糖(342ダルトンの糖分子)の分子は、鼻からの吸気を伴う嗅感覚(アロマ)で感知するには重すぎる
つまり、「甘い香り」とは、糖度の高いデザートによく使われるバニラやシナモンのような香りから味を連想して言われているに過ぎない。

「甘い」という表現は、フルーティーな香りやカラメルのような風味にもよく使われるが、こうした連想は「文化的」「個人経験的」主観である。
●フランスでは、デザートにバニラの風味をつける事が多いため、同様のスパイスを取り入れた料理は実際よりも甘く感じる
●ベトナムでは、甘いのみのもの生のレモン果汁を入れるのが一般的であるため、レモンから甘さを連想する

スパイスの香気成分表
味覚や味から連想される色
人工バニラエッセンスと天然バニラエッセンスの違い

参考文献 フードペアリング大全