油を抽出する方法は3つ存在する
①圧搾法(あっさくほう)・・・一番搾り
②抽出法(ちゅうしゅつほう)・化学処理
③圧抽法(あっちゅうほう)・・圧搾+抽出
①の圧搾法では、原料に圧力をかけて油を搾りとる方法で、「一番搾り」とも呼ばれている。
昔ながらの製法でもあり、香りや風味ともにいい油が搾れるのが特徴となっている。
②の抽出法では、原料に油を溶かす性質の薬剤(ノルマルヘキサン)を入れて、化学的に油を抽出する製法。
油を抽出した後は蒸留して薬剤を分離させ、その後、脱色、脱臭、酸化防止の薬剤が加えられる。
効率的に低コストで油を搾ることができるので、殆どの油がこの製法で作られている。
③の圧抽法では、①の圧搾法で油を搾ったあと、その搾りかすに対して②の抽出法を使うあわせ技の製法。
圧搾法では原料の油が10~20%残ってしまうので、残りの油もムダなく抽出しようとする方法。
参考文献 食の選び方大全