ペミカンとは、非常食のことである。
ネイティブ・アメリカンは大昔からペミカンを、カナダやアメリカ北部の山々や湖や森林を移動する際の栄養源として用いていた。
作り方は
①赤身肉(狩の大型の獲物)を薄くスライスし、火であぶるか天日干し乾燥させる
②石を使って砕き、肉と同量の溶かした脂肪(ラードや熊の脂)、骨の髄少々、果実(ワイルドチェリー、クランベリー、ナナカマドの実など)を混ぜる
③これを生皮の袋に詰め、きっちり縫い綴じ、獣脂で目張りする
ペミカンはクリー族の言葉で「脂肪」を意味し、高い脂肪分が厳しい寒さを乗り切る貴重なエネルギー源となった
ここからは主観です
調べてみると、通気性の良い冷暗所なら1~5年は保管できるようだ。
ただし、これは北アメリカの寒い地域の非常食であるため、日本の気候ではもっと短いと考えられる。
参考文献 保存食品開発物語