年をとると脂っこいものを好まなくなる理由

年をとると消費エネルギーが減るため、脂肪のような高カロリーのものを若いときほど必要としません。体が要求しないものはおいしいと感じないため、脂っこいものを敬遠するようになると考えられています。

また、老化による消化器系の機能の低下も原因の一つです。
物を食べた時、100gあたりの胃にとどまっている時間を見てみると

米、うどんなど糖質が主体のもの・・・2~3時間
卵や肉類・・・3~4時間
脂肪が多いチーズなど・・・12時間

食べ物の中で、とくに脂肪による負担が大きく、老化が進むと胸やけや胃もたれなどを感じやすくなる。脂を食べたいという気にならないのは、脂を食べると胃がもたれることを学習しているからと考えられています。

脂(油)の多い食品は、温かく見える

参考文献 味のなんでも小辞典