「空腹は最高の調味料」とか「最高のスパイス」などを一度は聞いたことがあると思います。
結論から言えば、これは正しいです。
脳にある視床下部は血糖値の低下を検出して空腹感を生じさせるとともに、様々な味を伝える神経細胞の活動を多少増減させます。
その結果、お腹がすいて血糖値が下がってきたりすると、それまでまずいと思っていたようなものの味が甘味に似てくるため、おいしいと感じるようになります。
加えて、空腹はおいしさの判断に関係する大脳皮質第二次味覚視野の活動性を高めるため、食べ物をよりおいしいと感じるのです。
※空腹になると舌の味覚センサーの感度が上昇するため、おいしく感じるは間違いです
ちなみに、満腹の時は視床下部から大脳皮質第二次視野角への信号伝達が遮断されるため、あまりおいしく感じません。
人工甘味料について
空腹と食欲
朝食のご飯とパン
清涼飲料水を飲んでも満足感が少ない
参考文献 味のなんでも小辞典