アルコールが好きな親からはアルコールが好きな子が生まれる

妊娠中に飲酒した場合、生まれてきた子どもは将来アルコール中毒になりやすいという話を聞いたことがあるかもしれません。
ある実験では、ネズミの妊娠後期にアルコールを10日間飲ませ、生まれてきた仔ネズミのアルコールに対する嗜好度を調べた。
すると、通常のネズミに比べ、アルコールを飲んだ母から生まれたネズミは、多くのアルコールを飲むようになった。

さらに調べたところ、アルコールの嗜好度が上昇するのではなく、むしろ、アルコールに対する嫌悪感が減ることでアルコール摂取量が増加することが分かった。
つまり、生物学的にいえば、元来アルコールは不快なものであり、学習と経験を通じで克服し、嗜好癖を獲得していると考えられる。
先のネズミの実験では、胎生期にアルコールにさらされると、アルコールの臭いや味に対する本能的な防御が減じてしまうとされている。

参考文献 脳には妙なクセがある