アスパラのベーコン巻きなどの具材を肉で巻く料理を作ったときに、外側の肉が分解したことが一回ぐらいはあると思います。
対策としては、最初に巻き終わりを下にして焼くとよいです。
そうすると、巻き終わりの重なり部分がしっかりとくっついて焼き上がります。
肉には色々なタンパク質が含まれており、熱をかけると変性して固まります。
もし巻き終わりの反対側から先に焼くと、巻き終わりの部分にも若干火が伝わり、この部分のタンパク質がお互いにつながらないまま変性するので、接着効果が薄れてしまいます。また、重ねた部分がお互いに違う方向に縮んで、肉と肉の隙間があいてしまいます。
参考文献 西洋料理のコツ