卵の中に卵黄がない

卵の中に卵黄がない

卵の中に卵黄が2つある時

 

卵黄のない卵を「無黄卵」といい、初産期にはよく見られる。
タマゴの形成は排卵後卵管内で黄身にまとわるように白身が分泌されるため、タマゴの核(中心になるもの)が卵形成上必要である。
つまり、無黄卵とはいえよく観察すると中心に組織片等が見られる。
無黄卵は小さくて丸いとか、殻の内側にある膜だけでかたい殻のない軟卵などになってしまうことが多いが、卵白は正常なので食べることは可能となっている。

参考文献 一般社団法人日本養鶏協会

茶碗蒸しにマイタケは入れない

茶碗蒸しにマイタケは入れない

茶碗蒸しにマイタケを入れない理由は、マイタケを入れると茶碗蒸しが固まらなくなるため。
マイタケには、マイタケプロテアーゼというタンパク質分解酵素を多く含んでいる。そのため、茶碗蒸しに一緒に入れると卵のタンパク質を分解して固まらなくなる。
マイタケプロテアーゼは熱に弱いため、事前に下茹で(100℃のお湯で30秒以上)するか、電子レンジで加熱すれば失活する。
また、ハンバーグなどに混ぜ込むときも、同様に先に加熱すればよい。

茶碗蒸しや卵豆腐は、蓋をずらして蒸す理由

参考文献 ホクトホームページ マイタケ由来タンパク質分解酵素の食品加工利用 日本人なら知っておきたい食の雑学

「たらこ」と「明太子」の違い

「たらこ」と「明太子」の違い


スケトウダラ

たらこと明太子の材料は、どちらもスケトウダラの卵巣である。

 

【たらこ】

スケトウダラの卵巣を塩蔵したもの。
「タラ」の子だから「たらこ」と名付けられた。

 

【明太子】

スケトウダラの卵巣を塩蔵し、唐辛子などを使った調味液で味付けしたもの
食文化は朝鮮半島から広まったとされており、スケトウダラの韓国語名「明太(ミョンテ)」の子だから「明太子」と名付けられた。

ハラコ、スジコ、イクラの違い

参考文献 コツと科学の調理事典 やまやホームページ