油を抽出する方法

油を抽出する方法

油を抽出する方法は3つ存在する

①圧搾法(あっさくほう)・・・一番搾り

②抽出法(ちゅうしゅつほう)・化学処理

③圧抽法(あっちゅうほう)・・圧搾+抽出

 

①の圧搾法では、原料に圧力をかけて油を搾りとる方法で、「一番搾り」とも呼ばれている。
昔ながらの製法でもあり、香りや風味ともにいい油が搾れるのが特徴となっている。

②の抽出法では、原料に油を溶かす性質の薬剤(ノルマルヘキサン)を入れて、化学的に油を抽出する製法。
油を抽出した後は蒸留して薬剤を分離させ、その後、脱色、脱臭、酸化防止の薬剤が加えられる。
効率的に低コストで油を搾ることができるので、殆どの油がこの製法で作られている。

③の圧抽法では、①の圧搾法で油を搾ったあと、その搾りかすに対して②の抽出法を使うあわせ技の製法。
圧搾法では原料の油が10~20%残ってしまうので、残りの油もムダなく抽出しようとする方法。

参考文献 食の選び方大全

 

ペミカンとは

ペミカンとは

ペミカンとは、非常食のことである。
ネイティブ・アメリカンは大昔からペミカンを、カナダやアメリカ北部の山々や湖や森林を移動する際の栄養源として用いていた。

作り方は
①赤身肉(狩の大型の獲物)を薄くスライスし、火であぶるか天日干し乾燥させる
②石を使って砕き、肉と同量の溶かした脂肪(ラードや熊の脂)、骨の髄少々、果実(ワイルドチェリー、クランベリー、ナナカマドの実など)を混ぜる
③これを生皮の袋に詰め、きっちり縫い綴じ、獣脂で目張りする


ペミカン ウィキベテアより

ペミカンはクリー族の言葉で「脂肪」を意味し、高い脂肪分が厳しい寒さを乗り切る貴重なエネルギー源となった

城に松が植えられている理由
水分活性と菌の増殖


ここからは主観です
調べてみると、通気性の良い冷暗所なら1~5年は保管できるようだ。
ただし、これは北アメリカの寒い地域の非常食であるため、日本の気候ではもっと短いと考えられる。

参考文献 保存食品開発物語

ハチミツは不死の象徴

ハチミツは不死の象徴

今回はネタ話です。

古代エジプト人にとって、ハチミツはあの世への旅立ちのはなむけとしてしばしば死者に捧げられた。
ハチミツは、不死の象徴とされており、アーリア人やシュメール人、バビロニア人やクレタ人も身分の高い者の遺体をはちみつ漬けにして埋葬してきた。

このように、ミイラ作りにもハチミツが使われていたとされている。

ミイラと漢方
ハチミツの特性

参考文献 保存食品開発物語