海外の菓子が甘い理由

目次

海外の菓子が甘い理由

外国産のお菓子を食べた時、非常に甘いときがある。
これには文化的な理由がある。

実は日本人は甘さ控えめを好む傾向があり、そのため海外の菓子が甘く感じるのである。
砂糖が日本に伝わったのは奈良時代で、756年に「種種薬帖(しゅじゅやくちょう)」に記録されているのが最初である。
当初は医薬品として砂糖は扱われていた
日本では、砂糖の栽培に興味を持たれず、異国の菓子の中に砂糖が使われているのを珍しい食べ物として、わずかに消費しているだけだった。
日本は米食文化であり、高級品として砂糖が好まれてはいたが、米も白くて甘味があるため、砂糖自体をそこまで珍しいと思わなかったのだ。
米の甘さに慣れてきた日本人からすると、砂糖の過剰な甘さは慣れない味だったので、たまに食べれば十分だった。

一方で
ヨーロッパでは11世紀に十字軍が持ち帰っており、デラックスな風味の「薬」「香辛料」の役割もあり、高価な調味料として憧れの的だった。
それまで、蜂蜜の甘さしか知らなかったヨーロッパ人は、砂糖の甘さを欲し、大量生産を行った。
ヨーロッパの主食は小麦から生まれるパンか肉だが、ともに強い甘味を感じるわけではなく、砂糖と味覚における共通点がなかった。
そのため、デザートにはふんだんに砂糖を使うのである。

砂糖を慣れ親しんだ欧米人からすると、日本人が考える甘さでは、全然物足りない。
機械で甘さを測ったところ、日本人の好む甘さとアメリカ人の好む甘さの差は、砂糖の濃度で言えば2倍近い差がある。


ここからは主観です。
上記の話は、当時の話である。
海外では、料理には砂糖を使わず、デザートに砂糖をたっぷり使う。
しかし、日本人も欧米化に伴い、料理に砂糖を使うようになった。そして、食後のデザートも食べるようになってきたので、総量としては糖分の取り過ぎになってしまう。

参考文献 日本人の味覚は世界一

目次