食生心理とは、食材ごとの人間の精神に対する作用を考える学問であり、1800年代後半から研究されている。
私たちが何か食べ物を摂ると、身体には様々な変化が起こる。
納豆やバナナなど、カリウムが豊富なものを食べれば、むくみが取れる
カフェインを大量に摂取すれば、眠気が軽減される
カルシウムを取ると骨が強くなる
ビタミンが豊富な食材を取れば、肌がきれいになる
私たちが何かを食べたいと欲する欲求は無意識が生み出している。
「明日は絶対〇〇を食べたくなるようにしよう」と予定を組むことはできない。
常にそのタイミングで湧き上がってくる衝動の為、意識的にコントロールすることは困難である。
体に作用する栄養素があるように、精神に作用する何かしらの要素が食べ物ごとにあるのではないか?
そして、人の嗜好や、衝動的に特定の食材を食べたくなる要因がその要素に隠されているのではないか?
そのような点に注目した学問が、食生心理学である。
参考文献 心理を読み解く食材とレシピ