ある実験では、固さと柔らかさの触感実験を行った。
被験者には、柔らかい毛布の切れ端と、固い積み木を触ってもらう。
その後、わざと状況を曖昧にした会話を読んでもらう。
上司と部下の会話となっており、部下がどのような人か評価してもらう。
積み木を触った人は毛布に触った人よりも、部下を頑固で厳格な人と評する率が高かった。
この結果は、「固い」という言葉で頑固で冷静な性格を表す比喩表現と一致する。
たまたま何かに触れたというだけで、人の印象や人間関係の在り方に影響が及ぶことがある。
参考文献 触れることの科学