苦味の予期効果

多くの毒物は苦みを有する。
毒物を摂ると気分が悪くなり、吐き気をも擁す。

強い苦味はそれだけで吐き気をも擁させ、胃は通常の旋律的な攪拌運動を停止する
つまり、人は強い苦味を感じた時に、吐き気という経験を通じて毒物の摂取を予想し、嘔吐に備え、食べたものを胃から先に行かないようにして体内への吸収を防ぐ。
このような毒物に対する備えが命を救うこともある。

味覚が引き起こす無意識の代謝運動

参考文献 40人の神経科学者に脳のいちばん面白いところを聞いてみた