今回はネタ話です。
日本で最初の発芽玄米が登場したのは、関ヶ原の合戦時代(1600年)といわれている。
合戦の合間に兵糧(ひょうろう)の米を大釜で炊こうとしたところ、大雨にみまわれた。
長時間続いた合戦の後で、空腹のあまり、米を生で食べようとする武士が現れる。
そこへ本陣からの使者が馬を走らせてやってきて、「生米を食うべからず。消化不良を起こすから体に良くない。俵(たわら)のまま、2~3時間水に浸しておいてから食べるように。」と伝えた。
2~3時間水に浸した程度では完全な発芽玄米にはならないが、かなり酵素が発生する。よって、玄米を食べるよりはるかに消化が良くなる。
現在の発芽玄米はぬるま湯に玄米を1晩から2晩程度浸し、わずかに発芽させて作る。
水の中で発芽させることで、玄米中に酵素が増え、タンパク質や炭水化物(糖質)、ミネラルなどが吸収されやすい状態に変化する。
更に、アミノ酸の仲間であるギャバが増えることで、脳内の血流を良くして脳機能を活性化させる。
参考文献 雑穀マイスター資格取得講座1